デジタルチューナーの取り扱い方法

 BSやSky-Perfec TVのように、特定の放送ネットワークを受信する専用チューナーは、メーカーですべてセットアップされた状態で出荷されています。アンテナをつなげばただちに受信できる状態になっています。
 これに対し、当店扱いのデジタルチューナーは、世界中のいろいろな衛星を受信できる汎用のチューナーですから、使用するアンテナや目的の放送に合うようにセットアップしなければなりません。
お客様が受信する衛星やそれに使われるLNBは、種種雑多ですからすべてをセットしておくことは出来ません。ある程度のデータはセットしてありますが、それも時と共に変化しますので、以下の手続きをご覧になって、お客様ご自身でセットアップしてください。

[デジタルチューナーとアナログチューナーの違い]
 アナログチューナーは、周波数を合わせるだけで、受信できました。これに対しデジタルチューナーは、周波数・シンボルレートをセットし、そのデータをもとにスキャン(またはサーチ)をしなければ受信できません。

[デジタル放送とは]
 デジタル放送は、"1" "0" の信号を塊にして送ります。これをパケットと言います。このパケットには、頭にパケットの識別符号(ID 行き先別の荷札のようなもの)が付いています。1つの電波(これをトラポン = TPという)でいくつかのチャンネルを送るとき、識別符号によって、これは**チャンネルの映像信号、これは○○チャンネルの音声信号という具合に送ります。
また、"1" "0" の信号を送る速さをシンボルレート(SR)といっています。

[デジタル放送を受信するには、]
 受信するときは、どのパケットがどのチャンネルの映像信号か、また、どのパケットがどのチャンネルの音声信号か、をしっかり把握しておかないと、いくつかのチャンネルの情報が混じってしまって、元の絵や音を組み立てられなくなります。
チャンネルとパケットのIDを関連付けておくことが必須条件になります。
このように関連付けを見つけ出す操作がスキャンまたはサーチと呼ばれるものです。チューナーが自動的におこないます。


[チューナーのセットアップ手順]
  1. アンテナセットアップ
[Installation]メニューを開いて、アンテナセットアップを行います。
 ここでは、主として使用するLNBの種類とその周波数を設定します。
そのほかには、22KHzスイッチやDiSEqCスイッチの設定、ポラローター式フィードホンを使う場合は、SKEWを設定します。

     

一例として
Cバンドの場合、LNBの種類は[Standard] 周波数は、5150MHz
Kuバンドの場合、LNBの種類は[Universal] 周波数は、9.75GHz/10.60GHzに設定。

2. トラポンデータの編集
 Lyngsat で目的の衛星のところを見て、そのデータに合わせてチューナーにセットされているトラポンデータを編集または、追加します。
書き換えるデータは、トラポン周波数・シンボルレート(SR)・偏波(VまたはH)の3つです。最近のチューナーは、3/4,7/8などのFECは自動的に検知しますので、入力の必要はありません。

     

3. アンテナの方向あわせ
 [Installation]メニューのアンテナセットアップで、2.でセットしたトラポンを選択してアンテナをあわせます。
アンテナセットアップ画面の、バーグラフを見ながらバーグラフが最も伸びるようにアンテナを合わせます。

     

このとき、注意することは、信号強度のバーグラフは、ノイズや混信あるいは、他の衛星電波にも反応しますから、あてには出来ません。それに対し、Quarity(品質)は目的の電波を捉えないと表示されません。目的の電波をとらえ、さらに"1" "0" の信号をどれだけ正確に取り込んだかを表示します。デジタル放送を受信するためには、Quarityが重要です。このバーグラフが最も伸びるところにアンテナを固定してください。

4. 衛星スキャンまたは、トラポンスキャン
 3.の状態になったら、衛星スキャンまたは、トラポンスキャンをします。
見つけ出したチャンネルは、自動的にチャンネル表に書き出され、チャンネル一覧で見ることが出来るとともに、選択すれば受信できるようになります。

     

衛星スキャンは、その衛星にセットされているすべてのトラポンをスキャンします。トラポンスキャンは、指定したトラポンだけスキャンします。



[GSR 3105, GSR 3301 CXCI のPower Scan について]
 GSR 3105, GSR 3301 CXCI には、Power Scan 機能があります。
この機能は、トラポン周波数やシンボルレートをセットしておかなくても、アンテナが電波を受けている状態であれば、チューナーが自動的にサーチして、トラポンデータとチャンネル表を作り上げる便利な機能です。
新しく始まった放送をいち早く探し出すときなどには便利です。

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