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アンテナ設置法


アンテナ設置の方法
 アンテナの設置方法には、
1 地面にポールを立てて、アンテナを取り付ける方法。
2 汎用のアンテナ基台を使ってアンテナを取り付ける方法。
3 固定式リングマウントのようなアンテナに附属している専用基台を使う方法。
などいくつかの方法がありますが、ここでは比較的ポピュラーで且つ汎用性・拡張性の高い1と2の方法を紹介します。

地面にマストを立てる方法
1 地面に所定の大きさの穴を掘ります。このとき、穴の周囲を柔らかくしないよう、注意してください。、
2 穴にマストを入れ、コンクリートを流しながらマストを垂直にして、次の日までそのままにしておきます。
  追尾式にする場合は垂直度の精度は0.5゚以下にしてください。
3 マストには、回り止めを付け、頂部は雨水が入らないよう蓋を溶接するか、またはシリコンシーラントで
  封をしておきます。
  マストには剛性が高く、価格の安い水道管が適しています。(仮設電柱はしなりがあって適しません。)




 
アンテナ
マスト径
穴の深さ(d)
穴の直径(D)
AE090(90Cm)
HDS075/100(75/100Cm)
48〜60mm 700mm以上 200mm以上
S0901/S1201(90/120Cm) 50mm 700mm以上 200mm以上
BG-075/090(75/90Cm) 50mm 700mm以上 200mm以上
WMA-120/140(1.2/1.4m) 50mm 800mm以上 250mm以上
XI-5/6/6plus(1.5/1.8m) 89mm 900mm以上 300mm以上
S180AM-4P(1.8m)
UPS-6(1.8m)
MT-180(1.8m)
76mm 900mm以上 300mm以上
ST-7.5/CKD8.5(2.3/2.5m) 89mm 1000mm以上 300mm以上
ST-10/CKD10(3m) 89mm 1100mm以上 400mm以上
CKD12(3.6m) 104mm 1200mm以上 450mm以上



汎用のスタンドを使う方法
下図のようなスタンドを設置してアンテナを取り付けます。
アンテナは大型になるほど指向性が鋭くなります。すこしずれただけで受信できなくなります。更に外国衛星は弱い電波をなるべく小型のアンテナで受信することになりますので、余裕度はほとんどありません。アンテナの向きが変わらないように、ベース部にはコンクリートブロックなどで重しを置き、針金などで可能な限りステーを張ってください。
特に、高層建築のベランダなどへの設置には、充分な落下防護処置が必要です。
小型のスタンドは、ホームセンターで建築現場の足場材と、L字鋼を買って工具を借りて簡単に製作できます。工具の借り賃を含めて総額\2,500程度で出来上がります。
ねじ止めにしておくと持ち運びが楽にできます。
大型スタンドの場合は、適宜の外径の水道管とL字鋼で製作します。構造は、下図を参考にしてください。アンテナの風圧が大きいので、基底部に充分な重石を載せてください。

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